第六回国際平和博物館茶会

後楽堂直門  今橋治楽

    

 国際平和博物館会議が2008年10月6日から11日の6日間、京都と広島に於いて行われ、海外より100名、国内より300名が参加されました。
 これは、世界に120館ある平和博物館が経験や情報を交流し、共通の課題解決の為に知恵を出し合い、連携して世界平和的世論形成を行おうという主旨の元、イギリスのブラッドフォード大学がイニシアティブを取り、国際平和博物館ネットワークが開催母体となり、三年に一度の割合で開催されているものです。
 今回京都での担当は、立命館大学と京都造形芸術大学で、その内の一日を京都造形芸術大学が受け持つことになりました。
午前中は「平和創造における芸術の役割」をテーマに、基調講演やパネルディスカッションが繰り広げられ、午後からは狂言や和太鼓演奏を楽しまれました。
 そして3時からは海外のお客様のみ80名を千秋堂の茶室で小川流がお迎え致しました。待合の果物飾りを珍しそうに見ながら本席に入られますが、戸惑ったご様子。案内に促されてお座りになるのですが、色々な国の方ですから、座り方もさまざまでユニークです。
 お手前が始まると通訳さんの説明に耳をかたむけられ、家元より江戸幕府がペリー提督を煎茶で接待したという記事が披露されますと、益々お席は賑やかになりました。そして初めて小川流の甘露な茶味を体験された方々の表現も、実にさまざまです。
エクセレントと感嘆される方、両手を合せて合掌して下さる方。中には日本語が堪能で実に面白いと喜ばれる方等等です。お茶を飲まれた瞬間に、全てが和みました。
 今回のお茶会は『煎茶』という芸術が、さまざまな国の人々に言葉や習慣を越えて、和やかで睦みあえるひと時を提供する事のできる証のお茶会となりました。


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