| 市民茶会呈茶席 | ||||||||
| 新潟教室 山岸順楽 | ||||||||
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夏の日の催し呈茶席が七月十三日白山公園燕喜館に於いて行われました。 この呈茶席の担当を仰せつかりました。しかし私如きではと戸惑いましたが、学ばせて頂く意味においてお受けすることと致しました。
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「重くなく」「軽くなく」の呈茶席 のしつらえは如何したものかと、ここでも迷い考えましたが、御家元の温かい御指導と助言を頂き、私なりの席をしつらえさせて頂きました。お床には田能村直入の山水深山の掛物、高台に南京染付の香立、象牙の香筒に、象牙に霊芝彫の香枕を添えておき、お花は紫錦唐松、ソバナ、沢桔梗、白花ガンピ等七種程を、小菅吼月の煤竹乱れ編の籠に入れてみました。また脇床には頼山陽の巻物、中段に竹泉の茶瓶に鉄斎の絵付けが施されている茶瓶をおき、木米の茶碗を添えました。 お手前は「三清棚一文字盆玉露手前」。特に茶則は燕喜館の蓮池に蕾んだ夏の風情にちなんで古竹に蓮の彫を施してあるものを用い、お茶碗は清風与平の「茶詩と霊芝」の染付に淹れることに致しました。柿右ヱ門六角鉢のお菓子器に「水ぼたん」を盛り、お水は朝日酒造より運びました。 当日はご多忙の中、御家元に御来場賜り、お言葉も頂くなど、身に余るもので深く感謝し一層の励みとさせて頂きました。何としても沢山のお客様のご来場を念じつつ心地好い一席に努めるべくお待ちいたしました。一席目が始まり、お客様も多く、ほっと安堵いたしました。緊張の中で始まったお手前も、二席三席と次々進み、その一席ごとに喫しられたお客様から「ああ美味しい」「まぁ…」と感嘆の声も漏れ、「煎茶とはこんなに…」と再認識された方も多く、座が急に和らぎ、心安らいだ和の雰囲気が醸し出され、一同喜びを感じました。皆様ゆっくりお床やお道具を拝見下さったり、中には初めて煎茶席を体験された方も多く、強く関心を持たれる等、その中でも二回お席入り下さいましたご夫妻は煎茶に強く魅了され、道具組等の質問も有り、席を去り難いご様子で「また機会が有りましたら…」と一言お声掛け下さいました。 遠くに近くに大勢のお客様がお越し下さり、お菓子が不足する事態も生じ感謝に堪えません。少数の社中の中で心合せ、お手前お運びにも気を抜かず、特にこの小川流の一滴の茶味に神経を集中しつつ何とかやらせて頂きました。時折頭に浮かぶ外の暑さは如何ばかりかと案じつつも気配り間が持てず、至らぬ面も多く、反省致すものですが、何とか席主を努めさせていただけました事は、偏に御家元の寛容なるお導きに依るものと心より深く感謝申し上げております。学ぶ事も多く一同御礼申し上げます。 |
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