| London 3月9日〜12日
セインズベリー日本芸術研究所“飲み物学会” 飲み物と人類との出会い、歴史、現状について、大英博物館とロンドン大学で11名の著名な研究者が発表を行いました。 |
|||
|
3月
|
9日 | オープニングセレモニー(大英博物館)レセプション | |
| 10日 | 小川後楽家元 レクチャー 試飲会 | ||
| 11日 | 小川流デモンストレーション 試飲会 | ||
| 第一回講演(9日)ロンドン大学 | ||
小川後楽家元講演 ここをクリックすると家元がロンドンで講演した原稿が日本語版でご覧になれます。 |
||
|
|
||
| 家元講演原稿
今回発表された原稿はセインズベリー研究所より本にまとめられて発表されます。 要旨 煎茶は岡倉天心が「茶の本」で捉え紹介している如く茶と人類が出会った初めから存在していた古きものである。近世の文人売茶翁、上田秋成、頼山陽、田能村竹田、夏目漱石、女流画家野口少頻、などの一流の文人達が愛し、明治維新の原動力となった多くの志士達を動かしたのは清風に表現される文人の精神世界であった。明治には大流行をし、京焼きの大きな発展に貢献した陶芸家、青木木米が製作したのも、煎茶器で有ったこと。などをご説明されました。 |
||
現地より届いた記事 日本大使館文化部発行「JAPAN」 記事は、小川後楽家元が講演をされた事と小川流のデモンストレーションが行われたことなどを伝えています。今回の学会を主催されたセインズベリー日本芸術文化研究所はヨーロッパでは随一の日本文化の研究機関です。 |
![]() |
|
| デモンストレーション | ||
| 最近、緑茶の医学的な効用が新聞雑誌で取り上げられていること。それにはこの様にエッセンスを少量摂取する必要性。流祖可進翁は医者であったことからお茶の効用を追求し味に拘った流儀であることをお家元がまず説明。いつもの事ながら、お客様は量の少なさに驚かれ、次にその必然性を知り、この後の試飲会には大勢のお客様がお越しになりました。 | ||
|
棚一文字玉露手前 |
試飲風景
|
|
| 試飲される5人の方に舞台に上がって頂きました。そのご感想を書き留めておきます。
◎一煎目 飲むほどの量はなくて、salty、塩辛い 二煎目 フルーツ(桃)の味がする、 ◎紅茶とはまったく違う味、よく正式な席(official)で出されているお抹茶とも全ったく違います。日本レストランのお茶とも違います。少量なのに口の中に何時までものこっている味がすごいものです。(enormous thing)お煎茶の会は初めてです。コーヒーとも違います。舌の上に少量がおち、鼻にきて、喉にそこから味わいがはじまり、色々に変化し広がっていく、味わったことのないものです。(unique=only one) 二煎目はより強い味わいです。日本には何度もいっていますが、はじめて知りました。知らなかったことが恥ずかしいです。 ◎量はほんの数滴です。お茶碗をのぞくと白いお茶碗の底に緑の液があり、まるで翡翠のようです。味はお茶の素晴らしいエッセンスvery fine fine essence of teaをひきだしている。究極のものだ。二煎目は仙人のスピリット(こころ、精神、魂)の味がします。素晴らしい品質です。少しbitter(にがい)な薬の味わいです。霊草よりもすこしビターです。 |
||
| 試飲会 ティーハウスにて | ||
|
|
|
|
| 講演、デモンストレーションを聞かれた大勢の方が会場に足を運んで下さいました。やはりお茶を二煎味わい、お菓子をどうぞとご説明。「置かれている結界代わりのお扇子、お茶の種類、お値段、どこで手に入るのかなど」に至るまでありとあらゆるご質問を頂きました。 | ||
| 学会 ロンドン大学 11日 | ||
| 試飲会 ランチタイム | ||
|
|
|
|
| 両日にて持参しました150個のお菓子は全て無くなり、急遽代替の物をご用意いたしました。小川流のお茶への反響の大きさにびっくり致しますと同時に嬉しい悲鳴を上げました。小川流が英国に投げかけた波紋はまだ初めてですが少なからぬ物が有ると言えましょう。 | ||
| お家元の講演は、ユーモアもあり、大変好評で御座いました。レクチャーの途中でも和やかに笑い声が起こり、皆様へのご説明も英国に相応しくロンドンゆかりの近代の文人夏目漱石から始まり、岡倉天心、などを選んで行われました。煎茶と日本の文人をロンドンの皆様に親しみをもって紹介できる展開ではなかったでしょうか。又デモンストレーションでは流れるような綺麗な所作と味に裏づけされた合理的な手前が好評でした。試飲された方々の感想が会場にいる皆様を試飲会へ運ぶ誘因になったようでした。一見は百聞にしかずとよくいわれるお家元ですが、この度のスライド講演とデモンストレーションはまさにその言葉通り機能した様でした。長年に亘るお家元自身の著作活動、講演活動が今回の成功の目に見えぬ大きな伏線である事をその後の皆様からのお便りなどで実感するこの頃です。 | ||
| 大英博物館においてオープニングセレモニー
レセプション 大英博物館ジャパニーズギャラリー |
||
|
|
|
|
|
ドイツの小川流会員と再会 |
着物姿に話しが弾みます |
|
| 大好評のお煎茶 主催者側のセインズベリー日本芸術研究所には学会終了後、多数のメールが寄せられ、お煎茶が大好評で有ったこと、今回の学会はもし、お煎茶がなかったら、つまらなかったですね。とのご意見もお聞かせいただきました。 | ||
| 最後になりましたが、この度の学会の参加並びにいろいろな準備にご協力くださいました関係者の皆様に深く御礼申し上げます。 | ||
| |小川流煎茶|教室案内|門人の皆様へ|リンク集| |ホーム| |