踏遍茶山(3)

         

 

中国研修旅行名茶と名菜

 

 さる十一月七日から十八日までの十二日間、小川流三清会主催の海外研修旅行が行われました。今回は一昨年の第一回に好評だった中国へ再び。名茶と名菓を訪ねて≠フ旅でした。 北京・四川・広東・上海と、中国料理の四大美味を味わい、また桂林や名峰、峨眉山を行く、充実した内容に、一行十九名は感動のうち、全員無事、帰国の途につきました。今回も団長のお家元は堪能な中国語を駆使して、中国の旅行社との交渉のほか、さまざまに細やかな配慮をなされ、一同深く感謝いたしております。

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  北京

 予想よりはるかに暖かな好天に恵まれ旅の第一歩は始まりました。瑠璃色の瓦の美しい天壇公園、翌日は万里の長城へ、今年だけ開放されている天安門に昇り、故宮の見学をしました。又

大碗茶≠ナ財をなした北京大碗茶商貿集団を訪ねました。名菓は羊のシャブシャブと北京ダック。街をゆく市民の自転車には白菜″が五〜十個くらい積まれ路上のあちこちで売られていました。

  成都・峨眉

 四川省の成都に着いたのは真夜中過ぎ。翌朝はバスで峨眉山の麓へ向けて出発し五時間後に到着。峨眉の茶菓研究家、童先生との交流がありました。標高三千メートルの峨眉山のうち千メートルの万年寺までを登山。成都市内では杜甫草堂や武候両、望江楼公園を尋ねました。辛さに定評のある四川料理ですが、複雑で奥行のある味は酸・麻・苦・辣・甜・香・鍼の七種から成り立っとか。名物料理は文君酒家で。

  桂林

 水墨画をそのままにしたような桂林の山々を、川下りの舟から楽しんだこの一日は、今回の旅のハイライトでした。杏峰や奇岩が次々と現われては刻々と様子を変える幻想の世界は、忘れられない思い出になりました。 広州「食は広州に在り」をガイドさんがしきりに宣伝する。四川料理の刺激に慣らされた舌には少々物足りない気もしたけれど、日本で食べる中華料理に近い懐しい味つけ。朝食の飲茶はすばらしく美味で、地元の人もホテルのロビーで長い列を作って待っているほど。夕食に訪れた沖渓酒家は広州一の名店とか。子豚の丸焼きや冬瓜のスープなど名菓が並びました。また、人も物も動く都会だけに、尋ねた茶輔には中国全土から集められた七十数種の茶菓が売られていました。観光としては陳氏書院・六椿寺・中山記念堂など。  

上海

 貿易港をひかえた大都会上海。外国との接触も多いだけに洗棟された街をっくっている。人々の服装も同様。豊かな物資は友誼商店など外国人向けの店でも実感できました。預園や玉仏寺など観光名所は少ないながら上海の名菓としては、晩秋の二か月しか味わえない上海ガニを老輔、新建酒店で堪能。

そののち上海雑技団を楽しんで中国最後の夜は過ぎてゆきました。